児童・思春期精神科
現代病とも考えられている心の病気は、大人だけが苦しんでいるものではありません。
子供の頃の環境やそこから作られていく性格も、心の病気の原因になる可能性があるため、早めに発見して治療をすることが、その後の人生を変えるのではないかともいわれています。
心の問題を抱えたままで大人になると、更にその子供にも同じ傾向が出ると考える側面もあるようです。そのため、遺伝ではなく「精神疾患の連鎖」があるともいわれています。
未成年の内に心の病を緩和したり、精神的な面のコントロールを身につけることが重要だといわれるようになりました。
精神科受診者数は増えていても、児童や思春期の特徴に合わせた対応が十分だとはいえない状況もあるでしょう。専門的な知識を持っている児童・思春期精神科が良いのではないでしょうか。体に出ている症状を楽にするにも、児童や思春期の体に合わせた薬の量に調整する必要があると思います。
現在のところ全ての病院に児童・思春期精神科がある訳ではありませんし、紹介状を持参しないと受診できないケースもありますが適切な治療のためにも専門科受診の検討をお勧めします。
早めに発見することは、比較的症状が軽い状態から治療を始められるので、それだけ回復しやすくなるのではないかという考え方から推奨されているようです。